
FCFの歴史
June 2016
和歌山県日高郡日高町。周りにはお店も無く住宅もほとんどない場所で思い立ったように「家具を作りたい」と思い始めゴミだらけだった農業用倉庫の掃除を始めた。
最初はゴミなのか?必要なものなのか?そんなこともわからないまま毎日ホコリまみれになりながら体力の限界まで 昼夜ぶっ通しで掃除に明け暮れた 。
出てきたスクラップの量は約2t(笑)




大量のスクラップはスクラップ業者に取りに来てもらい何とか整理することができた。
ここから、スクラップ以外の物を捨てるための地獄の分別作業が始まった。
ビニール、可燃ゴミ、まだちょこちょこ出てくるスクラップ、段ボール、木材等々。
分別が厳しいこのご時世に合わせて分別する作業はとても大変だった事を覚えている。



分別作業は分別スペースがなくなると軽トラックへ乗せてゴミ処理場へ運んだ。
寝不足で、全身ホコリだらけで、クタクタで、お金もなくて。でも自分たちの場所を作るのは面白くて面白くてしようがなかった。
分別作業は大変だったが、うれしいこともあった。
まだまだ使える棚や収納がでてきたのだ。
売り物にはできないが、工場で使う物としては味があって最高の掘り出し物だった。


約一か月間かけて掃除の終わりが見えてきた。
でも課題は山積み。。。
工具類は幸いにもスクラップの分別時にある程度揃っていた。
元々、じいちゃんがこの倉庫で色々と作っていたからだ。
子供の頃、物作りをしていたじいちゃんの姿にあこがれていたのを思い出す。。。
年季の入った工具達。全部昭和時代の物。FCFの宝物になった。