【 無垢材のメンテナンス 】
オイルフィニッシュの無垢材家具のメンテナンスです。
オイルフィニッシュの家具は、塗装膜が無いので、木が本来持つあたたかみや、表面の感触を楽しめ、
また、経年で色合いが変わっていくことで、深い味わいへの変化を楽しめます。
ただ、メンテナンスをしないと、使っていくうちに木の油分が揮発していき、ツヤがなくなり、色も薄なります。
また、乾燥することにより、割れ・反りの原因にもなります。人の肌と一緒で、保湿が必要なんです。
オイルフィニッシュの無垢材家具にワックスを塗って、保湿をするメンテナンス手順をご紹介します。
- 固く絞ったウエスで、家具の汚れをきれいに拭きとっていきます。汚れがひどい時には、目の細かいサンドペーパーで表面を削っていくのもおすすめですが、通常はそこまでしなくても大丈夫です。
- 表面の汚れを拭き取ったら、次にワックスを塗っていきます。
- ワックスを塗るための、ウエスをご用意下さい。(Tシャツの切れ端など)
- ホームセンターなどで購入できる蜜蝋(みつろう)ワックスをご用意ください。
- ウエスに蜜蝋ワックスを少量つけ無垢部分全体に薄く伸ばしていきます。適当に塗るくらいで丁度いいと思います。
- 10~15分後余分なワックスを綺麗なウエスでふき取ります。しっかりふき取ってください。
- 拭き取り完了後は風通しのいい場所で数時間、触ったり物を置いたりせず放置(目安は夏3時間、冬6時間)
どうでしょうか?
慣れれば作業時間だけみれば10分~15分ぐらいで終わると思います。
ワックスを塗る目安は光沢(ウエット感)が無くなったかな?ぐらいのタイミングで大丈夫です。
早いと約1~2カ月ぐらいでそのタイミングに達します。
長く放置しすぎて色も少し薄くなった場合は、無垢材に使った塗料を再度上記と同じ方法で塗装すればOKです。
新品の状態より少し色が濃くなると思いますが、それが無垢の家具ならでは味わいになっていきます。
メンテナンスをきちんとして、長く愛用した無垢家具の味わいはどんな家具も勝てない風合いになっているでしょう。
それ以上に、家具への愛情が、あなたの価値観を変えていることでしょう。
当店が推奨するメンテナンスグッズも販売しておりますので是非ご活用ください。
注意事項
※作業は換気を十分に行ったうえで作業に当たってください。
※ オイルを浸したままのウエスは自然発火する場合がございますので、十分に水に浸けてから廃棄するようにしてください。
※ 全体的にいくつかの深い傷や染みが気になる場合や、もう一度買った頃の用にキレイに直したいといった場合は、当店で塗装を完全に削り直して仕上ることもできますので、ぜひご相談下さい。(有料)